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◇ILO100周年記念企画募集

  ディーセントワーク実現に向けて一緒に活動しませんか
<ILO協議会の活動>
 私たちILO活動推進日本協議会は、ディーセントワーク実現を中心とするILOの活動を広め進めていこうという思いを持った個人・団体からなるNPO(特定非営利活動法人)です。Decent Work for All(すべての人々にディーセントワークを)を目標に掲げ、機関誌発行(Work and Life 世界の労働)、研究会(海外社会労働事情研究会など)、シンポジューム(CSRやジェンダー問題など)、海外社会労働事情調査(ミャンマー、韓国、タイ、カンボジア、モンゴルなど)を、2011年以来実施してきました

<ILO創立100周年を記念して>
 ILOは2年後の2019年に創立100周年を迎えます。これを契機に、私たちの活動を一層強め拡大していくために、会員およびILO活動に関心を持つ個人・団体からディーセントワーク実現に向けた活動企画を寄せていただき、その中から協議会の活動として相応しい企画を選び意見を寄せ合いながら共に進めたいと考えています。そのための基金(300万円)を設置して100周年記念事業とすることになりました。

<ディーセントワークについての理解の共有>
 活動企画を寄せていただくにあたり、ディーセントワークについての理解を共通しておきたいと思います。ディーセントワークは「適切な水準の労働条件と社会保障を基礎にした働きがいのある人間らしい仕事」と位置付けられています。その核となるのは、ILOが中核的労働基準とする次の4つの分野の8条約です。
 @結社の自由と団体交渉権保障 87号条約、98号条約
 A強制労働の禁止 29号条約、105号条約(日本は未批准)
 B児童労働の廃絶 135号条約、182号条約
 C平等・反差別の確保 100号条約、111号条約(日本は未批准)

<CSR/SDGsの柱>
 これらの基準は4つとも国連グローバルコンパクト(UNGC)10原則の中に位置付けられ、CSR(企業の社会的責任)基準や国連SDGs(持続的発展目標)17項目の中心をなしています。しかし、この労働基準は人権擁護、環境保護、貧困削減などの基準に比べて注目度が低い状態に置かれています。その背景には、個別の労使関係の課題だと矮小化されたり、企業利益の追求の阻害要因になりかねないという誤解があったりします。

<たくさんある課題>
 経済のグローバル化に伴い企業活動の範囲や関連先は国境を越えて拡大し複雑さを増しています。CSRやSDGsを達成するには世界規模で重層化・複雑化するサプライチェーンへの的確な対応が必須の課題であります。日本企業が海外のサプライチェーンにおいて強制労働や児童労働などに関与しているリスクを克服する対応が求められています。また国内においても非正規労働者の低賃金や社会保険非適用、正規労働者の長時間労働など幾多の深刻な問題があります。こうした状況の下でディーセントワーク実現の追求を考えて行かねばなりません。取り組むべき課題はたくさんありますが、そのことはつまり広い範囲にわたって、さまざまな活動を行うことができるということでもあります。

<活動企画を寄せて下さい>
 ディーセントワーク実現に関するどんな課題でも結構ですから取り組んでみたいことがありましたら、個人として、あるいはグループとして、下記の要綱に従って活動企画(原則1年間、継続申請・再度申請も可)を寄せて下さい。

<企画募集要項>
 @応募資格は特に設定しません。会員・非会員を問わずディーセントワーク実現活動に取り組んでみたい人、あるいはグループは応募できます。35歳以下の若者からの応募を特に期待しています。
 A応募者(グループの場合は代表者)の氏名、住所、職業、電話番号、メールアドレスを明記の上、財政を含めた活動企画書を、2017年10月末日までに日本ILO協議会・100周年記念事業委員会宛に提出してください。
 B企画の採用決定前に100周年記念事業委員会と意見交換をしていただく場合があります。
 C採用決定は、財政支援額とともに100周年記念事業委員会で審議のうえ行います。結果は年末までに行い通知いたします。
 D採用された企画の提出者が非会員の場合、少なくとも活動開始から報告書提出までの期間は日本ILO協議会の会員になっていただきます。学生の場合は、会費を半額に軽減する措置をとります。
 E実施後に報告書を提出していただきます。報告書の版権は日本ILO協議会に属し、それを機関誌に掲載する場合があります。また、活動内容・結果について研究会などで発表していただく場合があります。