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ILO100周年記念企画 

◇ILO100周年記念助成企画を決定

 

 ILO協議会は、ILO100周年を記念してディーセントワーク実現に向けた活動企画を募集することとしていましたが、昨年10月末までに4件の応募がありました。100周年記念事業委員会で審査の結果、4企画案とも協議会が取り組む記念事業の趣旨に適うものであるとの判断に至り、採用を決定しました。なお、4企画に対しては総会で決定した通り「記念事業への基金からの拠出額300万円」を合計額として助成することにしました。採用となった4企画は以下の通りです。

1.日本企業のサプライチェーン上で発生している労働問題の実態調査と解決に向けた市民社会・労働運動の将来的連携体制の検討
応募者:特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター
概 要:マレーシアとフィリピンにおける日本企業のサプライチェーン上で発生している労働問題の実態調査を通じて、取組が行われてもまた問題が再発する要因、予防できないサプライチェーンマネジメント上のギャップを明らかにする。
2.ディーセントワークの実態について語るポットキャスト番組制作に関する企画「あなたの仕事って、 ディーセントワークですか?自分の仕事を語ろう!!!」
応募者:東京訪米団若手グループ
概 要:働く当事者が自分の労働現場や生活の実態をディーセントワークの基準で話し合い、その現実をポットキャストというデジタル媒体を通じて発信し、一般の視聴者と共有する。そのことを通じて、ディーセントワークの実現のために今すぐ必要なこと、すぐ行動できる運動の方法についても模索する。
3.ミャンマーから学ぶ発展途上国の労働事情 − ディーセントワークへの達成課題
応募者:東洋英和女学院大学国際社会学部ゼミ
概 要:先進国の需要にこたえ、先進国からの投資が盛んなミャンマーを訪問し、@グローバル化の進展と労働実態(女性の就労という観点からも研究)、Aディーセントワークとは何か、Bディーセントワークを実現するための制度・政策、について考察する。また、そうした活動を通じて学生の立場でSDGs目標8の達成のための広報に努める。
4.「障害者のディーセントワーク実現に向けて求められる施策のあり方に関する調査研究」 − 就労継続支援A型事業利用者へのヒアリング調査をとおして−
応募者:障害者雇用・就労研究会
概 要:就労継続支援A型事業を利用する障害者数は大きく増加しているが、その要因はA型事業への企業の参入にある。しかし、採算が取れず倒産し、そこで雇用されていた多数の障害者が解雇された事例など、「悪しきA型事業」の存在も指摘されている。A型事業利用者が急増している主な理由について、主として精神障害のある利用者へのヒアリング調査を通して明らかにするとともに、障害者、特に精神障害者のディーセントワークを実現する上で求められる施策のあり方について提言する。